学会・研究会のご紹介 2015年

  

2015.11.27 在宅血液透析(HHD)勉強会

病院臨床工学課です。

平成27年11月26日に福岡市で開催されました在宅血液透析(HHD)勉強会に、当院から恩塚院長・臨床工学技士2名・看護師2名が参加・聴講してきましたのでご報告いたします。


演者は埼玉県でHHDに携わっている現役の臨床工学技士・看護師の方々です。 まず臨床工学技士の方から、HHD導入にあたり発生してきた問題(医療材料・備品の配送・医療廃棄物・薬剤等)についての説明がありました。
その問題をひとつずつ地道に解決して導入に至った経緯から、今後HHDを拡げていくための目標について話をされ、未だに残る多くの問題をひとつひとつクリアしていきたいと締め括りました。


続いて看護師の方は、介助者の身体的・精神的負担の軽減をテーマに講演されました。
介助者が透析に付き添う際は、長時間拘束されることによるストレスが溜まりやすくなるため、月1度の面談で悩みやストレスを解決して支援していくとのことでした。また、透析教育の面では、HHD導入から半月位で手技が自己流となる患者がいてインシデントが多発したが、再教育・マニュアルの見直しを実施することで解決できたそうです。

最後に臨床工学技士の方から、HHD導入までの教育初期の段階でシャント教育を行うべきとの話がありました。実際に5名程の患者でHHD導入までにかかった教育期間のうち8割程は穿刺教育に割いたことを、シャントに穿刺している動画を見ながら話されました。


HHDセミナーは昨年も開催され今回は2回目となります。2016年秋には広島での開催が決定しています。 今回は50名近い方が集まり、遠くは長崎の施設からも参加されました。質疑応答では多くの質問が寄せられ、関心の高さが窺えました。その他にも、患者様からHHD導入についての体験談などの発表が例年行われています。

HHD導入患者数は2014年時点で全国に500名程と年々増加傾向にあるようです。
広島での学会では、どのような発表を聴くことができるか今から楽しみです。

 

2015.09.26・27 日本HDF(血液濾過透析)研究会

日本HDF研究会会場の写真

9月26・27日に熊本市でHDF研究会が開催され、恩塚院長と臨床工学技士3名で両日とも参加してきました。

聴講してきた演題はとても興味深く、今後の治療に活かせそうな内容が沢山ありました。
HDFに使用するフィルター性能評価や治療の選択・方向性などの議論が活発に交わされ、他施設の先生方や工学技士の方々とも交流ができ有意義な学会となりました。

次回は2016年10月に山梨県甲府市で開催される予定です。 次回の学会では、恩塚院長、臨床工学課で1演題ずつ発表できるように取り組みます。

HDF(血液濾過透析)とは… HD(血液透析)の特徴と、HF(血液濾過)の特徴を兼ね備えた血液浄化法です。