加野クリニック 人工透析のご案内

当院は、1989年より人工透析療法を開始しました。
以来、導入期から慢性期の透析に対応し、透析患者様の健康と生活を支えてまいりました。

2019年に透析フロアをリニューアルし、設備を一新しました。
快適な透析時間を過ごしていただけるよう、室温・湿度に気を配り、無料で視聴いただけるテレビを全ベッドに設置しています。

透析時間のご案内

透析は午前クールのみ実施しています
透析時間
午前9時~ ×

送迎について

透析治療を受けられる患者様は、送迎を利用できます。
クリニックを中心とした、片道15~20km圏内の距離までを送迎範囲としています。

現在送迎を実施している地域

  • 古賀市
  • 糟屋郡新宮町
  • 福津市
  • 福岡市東区の一部地域

上記以外にお住まいの方も、
お気軽にご相談ください

スポット透析

加野クリニックでは、ベッド数を47床用意しています。
旅行中などの透析にも対応できるよう、予備のベッドを確保しておりますのでご利用ください。
ご利用を希望される場合には、事前にお電話にてご連絡をお願いします。

在宅時の緊急対応

合併症や基礎疾患のある方が在宅時に救急対応が必要になった場合に備えて、『とびうめネット』にご登録いただいています。『とびうめネット』とは、事前に必要な情報を登録しておくことで、体調を崩すなどの緊急時に、かかりつけ医・病院、消防・救急隊が入院時や退院時に連携して医療を支援するネットワークです。
とびうめネット公式サイト

透析療法について

腎臓の機能が失われると、体内の水分や電解質の調節が乱れ、老廃物が排泄できずに体内に溜まってしまいます。血液透析は、老廃物や余分な水分の除去・電解質の濃度の調整等、腎臓と同じように細胞外液の量と組成を維持するための治療方法です。

新透析装置の導入

DCS-200Si

7種類の治療モード(※1)を搭載していますので、患者様にあわせた透析の治療が可能です。
多彩なモニタリング機能を備えており、患者様のQOL(※2)向上に繋げたり、血圧低下を防止することができます。
また、多岐にわたる患者様の情報を記録・参照できる透析通信システムと連携することで、安全で効率的な治療環境が実現しています。

※1…血液透析(HD)、前・後希釈オフライン血液ろ過(HF)、前・後希釈オフライン血液透析ろ過(HDF)、前・後希釈オンライン血液ろ過(OHF)、前・後希釈オンライン血液透析ろ過(OHDF)、間歇補充型血液透析ろ過(I-HDF)、対外限外ろ過(ECUM)

※2…Quality of Life。治療や療養生活を送る患者様の肉体的、精神的、社会的、経済的、すべてを含めた生活の質を意味します。病気による症状や治療の副作用などによって、患者様は治療前と同じようには生活できなくなることがあります。QOLは、このような変化の中で患者様が自分らしく納得のいく生活の質の維持を目指すという考え方です。

血圧脈波検査

透析患者様は、腎臓の機能低下により、リンが必要以上に溜まってしまいます。逆に、腎臓でつくられる活性型ビタミンD3という、血液中のカルシウムを増加させる物質が生産されず、低下してしまいます。この、リンとカルシウムのバランスが崩れると、動脈硬化の原因となってしまいます。
当院では、この動脈硬化を未然に防ぐため、定期的に『血圧脈波検査(ABI検査)』を実施し、血管の状態を確認しております。検査結果に異状が見られる場合は、迅速に専門病院へ紹介します。

血圧脈波検査装置

フットケア

透析患者さまの高齢化や、糖尿病の合併による動脈硬化の進行から、下肢閉塞性動脈硬化症や足病変、爪の病気を抱えている方は少なくありません。足や爪のトラブルは歩行障害をきたし、生活機能の低下につながります。
また、足にできた小さな傷を放っておくと足を切断する状態まで悪化することもあります。足や爪のトラブルを早期に発見し、適切な治療を開始するために、加野クリニックではフットケアを実施しています。

フットケア指導士、リンパ浮腫指導技能員などの有資格者が在席しています。患者様一人ひとりにあわせた処置で、足先まで健康を保ちます。

透析中に処置をしますので、患者様のご負担になりません。状態の変化を見逃さないよう細心の注意を払います。

フットケア指導士、リンパ浮腫指導技能員などの有資格者が在席しています。患者様一人ひとりにあわせた処置で、足先まで健康を保ちます。

透析中に処置をしますので、患者様のご負担になりません。状態の変化を見逃さないよう細心の注意を払います。